ひたすら同じマガト、竜頭蛇尾+ワンマン=怨声
ネイバースポーツ




※一部要約

ドイツの名将マガトの席が危うい。
現在身を置いている山東魯能で彼の地位は、日が進むにつれ曖昧になっている。
昨シーズンは残留のために戦ったが、今年もあまり良い姿を見せられなかった。
山東魯能は最終順位6位で"2017中国スーパーリーグ(CSL)"を締め括った。

FAカップで早期に脱落し、シーズン終盤には6試合連続無勝で振るわなかった。
今シーズンの目標に掲げていたACL進出の夢も結局天津権健(3位)、河北華夏(4位)、広州富力(5位)に押されて達成できなかった。

観客席から変わらない声援を惜しまなかった山東のファンも、シーズン終了を目前にした時点で不振に陥ったマガト軍団に、憚ることなく不満を吐き出した。
マガトに対する賛辞を惜しまなかった地元メディアも少しずつチームへの疑問を提起し始めた。
山東の世論は最悪になった。
山東の慢性的な弱点に挙げられていた体力やフィジカルの問題は、マガト式地獄の練習で解決の兆しを見せていたが、外的な競技力の側面でどのような向上をもたらしたかに対する疑問だった。
そしてブンデスリーガやイングリッシュプレミアリーグでそうしてきたように、再び"竜頭蛇尾"の方式でチームを率いてはいないだろうかという不安な感情をあらわした。

マガトもチームが長い不振に陥ると慌てた。
元々約束していた休暇もすべて取り消し、3週間のシーズン休息期を返上してチームの再整備だけに没頭した。
だが効果は不十分だった。
リーグが再開した天津権健との最初の試合でまた引き分け、残念な気持ちをなだめなければならなかった。
ACL進出のための要所で、重要な相手である天津を押し退けて、再跳躍の足場を用意できるチャンスを飛ばしてしまった。

精神力や体力などの慢性的な弱点はマガトの就任で効果があり、ファンとメディアはマガトの戦術や選手起用のような問題については暗黙的に口を閉ざしてきた。
だが連続無勝という不振の前では、マガトの神聖な領域も結局は非難を避けられなかった。
マガトの先発登用はもちろん、チーム戦術についても批判の対象に転落した。


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独断的で強い性格のマガトは、山東のクラブ内部でも絶対的な権威を持つ人物だった。
クラブもマガトの選手起用について、一様に絶対的な支持を送った。
最終的にそのような部分が禍根になったのか。
マガトは一旦ベストの陣営を決めるとほとんど変化を与えない監督として有名だ。
昨シーズンから今シーズン末までマガトの絶対的な信頼を受けていた選手は中国代表のワン・ダレイ(GK)、ハオ・ジュンミン(MF)、ワン・タン(元中国オリンピック代表)、元ブラジル代表DFジウ、元イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレら6人だった。
マガトはこれらの選手に100%の信頼を示し、主戦の地位を保障した。

いずれにせよ、絶対に否定できない事実があるなら、それは山東魯能の選手の体質改善にマガトが貢献したという点である。
往年の"競技場の上の歩行者"という悪名で馳せていた山東魯能は、マガトの過酷な体力練習を経験して中国サッカー界の賛辞を受けた。
リードされている状況でも強力な体力を基にして十分逆転可能な、後半戦の最後の1秒まで相手が警戒を緩めてはならないチームに生まれ変わった。
特に十分な体力の備蓄がされた状況で、マガトの重任を受けた選手は良好なコンディションを維持した。

しかしローテーションが上手く成り立ってないマガト式先発ラインナップは、徐々に体力が枯渇した。
FAカップとリーグの順位争いで疲れ果てた主力選手は体力の問題を訴え始め、負傷選手も相次いで発生した。
主戦ラインナップの体力の問題があらわれると、すぐにチーム全体の競技力も下降傾向を見せ始めた。
9月に入ってシーズンも後半期に入り、さらにACL進出権争いも佳境に入ると、山東は結局6試合連続無勝という深刻な不振に陥ることになった。


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マガトはなぜ山東魯能で良好なローテーションシステムを構築せず、頑なに変化の幅が小さい先発ラインナップを稼働させたのだろう。
CSLクラブの大体の状況がそうなのだが、山東魯能も才能溢れる選手があまり多くないという要因の他にも、マガト本人が信頼性のある選手だけに固執した理由もまたあった。
体力の問題が露呈しなかった状況では、それでも自分が目をつけた主戦選手がずっと成績を出していたためである。
あくまでも成績が直ちに評価基準になる監督の地位にいる以上、マガト自身も"飯の種"を置いてあえて冒険することはできなかった。
マガトと山東の契約内容の中で、来シーズンのACL進出は再契約の重要な前提である。
とりあえずマガトの契約は今シーズンまでである。
すでにACL進出が水の泡となった以上、マガトの中国生活はかなり多くの変数を抱え込んでいる。


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世論が悪化の一途を駆け上がったもう一つの重要な原因は、連続無勝の不振の中で、マガトも確かな解決策を提示できなかったという点である。
不振に陥ったシーズン末には、試合中ずっと片手で顔を隠したまま苦悩に陥る姿が頻繁に見られた。
試合の流れを変える指示を与える姿より、無表情で黙々と試合終了のホイッスルが鳴ることだけを望んでいるような風景だった。
山東のファンも「マガトの"薬効"ももうすべてなくなった」として、チームの置かれた状況に嘆きを禁じ得なかった。

不幸中の幸いで、マガトは6試合連続無勝というものすごい不振から脱し、シーズン最終戦を勝利で飾った。
マヌエル・ペジェグリーニが率いる河北華夏に5-4で勝ち、マガトは最後に残った自尊心を守ったわけだ。
しかし山東は相変わらず今年掲げたACL進出の目標を達成できないまま、寂しくシーズンを終えなければならなかった。

今年の成績を見てマガトが再契約に成功するのか、現時点ではそれこそ疑問符だらけである。


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