[単独] 19年前、ドイツ代表チームで起きた"シュティーリケ事件"
日刊スポーツ




※一部要約

「いったい何をするのかわからない」

ドイツサッカー代表の主戦DFマルクス・バッベルが1993年10月11日、ウリ・シュティーリケ(現韓国代表監督)当時ドイツ首席コーチの練習方式について取材陣と交わしたインタビュー内容の一部である。
戦術不在と練習の効率性不足で叱責を受けているシュティーリケ韓国代表監督は、19年前のドイツコーチ時代から同じ問題で強い批判を受けていたことが明らかとなった。

事件はこうだった。
当時ドイツは2000年のヨーロッパサッカー選手権大会(ユーロ2000)予選の1次戦で(1998年10月10日)、一段下のトルコに0-1で敗れた。
トルコ相手に47年ぶりに記録した敗北だったので、ドイツ選手団は自尊心に大きな傷を負った状態だった。
ところがなぜかこのような状況で、シュティーリケコーチは"新たな回復訓練プログラム"を導入したのだった。





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ドイツ日刊紙ヴェルトの1998年10月13日付の記事によると、シュティーリケコーチはトルコ戦の翌日、回復訓練で選手にサッカーボールでジャグリングをさせた。
通常、試合翌日は軽いランニングで終えるこれまでの方式と比べると、破格的な選択だった。
シュティーリケコーチは「負けた後で練習場を走るのは、まるで罰を受けているかのように見えることがある。楽しい雰囲気で筋肉を解す訓練」として、新たなプログラムを紹介したというのがヴェルト紙の報道内容だった。

だがこれはシュティーリケコーチ一人の考えだった。
たった一日前のトルコ戦の敗北で落ち込んだドイツ選手は、新しいことを受け入れる準備ができていない状況だった。
ちゃんとした疎通ができてない状況でのシュティーリケコーチが押し付けた訓練プログラムは、選手団の大顰蹙を買った。

バッベルは練習後、取材陣とのインタビューで「怒り心頭だった」と憤りを堪えられなかった。
選手団の多くの意見も「これまで通り練習すれば良かった。シュティーリケコーチの新しい練習は私たちを滑稽にさせる」と訴えた。

ドイツ人は自己主張がはっきりとしていて、自分の考えを自由に明かすほうである。
だがサッカーだけは、選手が指導者に歯向かうのはかなり異例的だ。





"シュティーリケ事件"についてドイツの有力日刊紙ヴェルトは「シュティーリケは"Reformstau(改革の停滞)"を経験している」と報じた。
このメディアは「シュティーリケコーチの新たな訓練プログラムが選手を不快にさせた」と付け加えた。

ヴェルトは"シュティーリケ事件"を控えめに報じたほうに属する。
ドイツ選手の不満を赤裸々に記事化したメディアもあったからである。
ドイツ日刊紙ハンブルガー・モルゲンポストは「代表選手は"デタラメなことはやめよう"と嘲笑した」と露骨にシュティーリケコーチの練習方式を批判した。
ベルリナー・ツァイトゥングは「選手の一人は"シュティーリケコーチの新しい練習はもうしたくない"と語った」とも伝えた。

韓国と異なりヨーロッパはチームの全体的な部分を形成し、首席コーチは戦術と練習を専門で担当することが多い。
2006ドイツワールドカップ時代にユルゲン・クリンスマン監督を補佐し、"戦術家"として名を馳せたヨアヒム・レーブ現ドイツ代表監督が代表例である。
監督よりコーチと選手団の間の疎通が、チームの成績により大きな影響をおよぼすことが多いという意味だ

結果を確かめてみても、シュティーリケが野心的に試みた改革は失敗に終わった。
ドイツはユーロ2000で1分け2敗の屈辱的な成績を記録してポルトガル、ルーマニア、イングランドに押されGL最下位で脱落した。
ドイツは"ディフェンディングチャンピオン"だった。

シュティーリケ監督は去年9月に始まったロシアワールドカップ最終予選で、韓国を率いて無気力で苦しい試合を続けて批判を受けた。
専門家はシュティーリケ監督の最大の問題を戦術・疎通の不在と、練習効率の不足だと指摘している。

先月23日の中国遠征(0-1負け)と、28日のホーム・シリア戦で拙戦の末に辛うじて手にした勝利(0-1勝ち)が代表的である。
それでも大韓サッカー協会の技術委員会は3日、シュティーリケ監督の留任を決めた。
そしてシュティーリケ監督は「代表チームの構成を最初から再び始める」と改革を宣言した。

こうした中で、シュティーリケ監督の選手時代から取材してきたあるドイツのベテラン記者は「当時のシュティーリケの指導方式は、あまりにも難しくて多くの選手がついてこれなかった。理論的には良かったが、選手に適用されなかった」と記憶していた。


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