「CASに全北が提訴?容易でないように見えるが・・・」
韓国日報




※一部要約

国際スポーツ仲裁裁判所(CAS)はもうかなり馴染みの単語になった。
去年水泳選手のパク・テファンはCASのおかげでリオオリンピックに出場することができた。
審判買収事件のせいで最近AFCからチャンピオンズリーグ出場権剥奪という懲戒を受けた全北現代もCAS提訴を準備中である。
全世界的に200人を超えるCAS仲裁委員がいるが、パク・ジンウォンオメルベニー&マイヤーズソウル事務局代表弁護士はその中で唯一の韓国人だ。

彼は2007年からCASで活動中である。
2014年にはドーピングテストの手続き違反で選手資格1年の停止処分を受けたバドミントンのイ・ヨンデ、キム・キジョンを代理して救済したりもした。
CAS本部はスイス・ローザンヌにあるが、オリンピックやワールドカップのような大きな大会のときは、迅速な判定のために現地の仲裁委員を常駐させる。
リオオリンピックのときも12人が派遣されたが、パク弁護士もその中の一人だった。
彼を20日、ソウル江南区の事務室でインタビューした。


─リオオリンピックが歴代の大会の中で仲裁申請が最も大きかったというが。

通常オリンピックは10件あまりを審理するのだが今回は40件近くになった。ドーピングで出場禁止にされたロシア選手が大挙提訴したからである。私が引き受けた5件の内3件もロシア選手だった。去年8月2日にリオに到着したが、明け方から働いた(笑)。


─ロシアは政府と情報機関まで出てきて組織的にドーピングを試みたことが明らかとなり大きな衝撃をもたらした。

ロシアの情報機関要員が配管工業に偽装し、尿のサンプルを入れ替えたという奇想天外な報道が出たりもしたが、ほとんど誇張である。世界反ドーピング機構(WADA)の報告書にそのような内容はない。WADAは核心の証拠である盗聴の内容について出処を明かさなかった。これも情報機関から確保できなかったようである。今回の事件はロシアとアメリカの力比べの性質も明らかに帯びていた。


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─国際スポーツ仲裁の分野で韓国の地位はどうなのか。

私が初めてCASに合流したときよりははるかに良くなった。特にイ・ヨンデとパク・テファンの事件は法律家、スポーツ団体、関係者、メディアのすべてがこちらの分野を忠実に勉強し、認識を向上するキッカケとなった。このようにどんな分野でも論争的な事案が生まれてこそ発展がある。争いのないところに弁護士が駆けつけるわけがないではないか(笑)。今後この分野に良い後輩弁護士が誕生できるよう積極的に手助けするつもりだ。





─パク・テファンの事件当時はかなり言葉を控えていたが。

CASに属している私が意見をいうのは負担だった。だがいわゆる専門家という方々が、メディアを通じてCASでパク・テファンは敗訴することもあると話しているのを見て不思議に思った。IOCはドーピングについて二重処罰はするなとはっきり規定しているし、大韓体育会は遵守する義務がある。なので結論は明らかなことではなかったか。


─当時、体育会の内外ではCASの決定には強制性がないので従う必要がないという話も出ていた。

ありえないことだ。それならIOCを脱退してオリンピックにも出てはならない。私が会った何人かの外国委員も"パク・テファンの件は非常にシンプルな事案だ"と言っていた。


─全北がCASに控訴する計画である。チャンピオンズリーグのプレーオフが始まる翌月7日までに決まらなければならないが。

CASは事案の性格を考慮して早く決めると思う。全北は一日でも早くCASに公式の受け付けをすることが重要だ。通常は3人のパネルが審理に参加する。全北の事件を例に挙げれば、利害当事者のクラブとAFCがそれぞれ一人ずつ、そしてCASが一人を指名する形である。だがパネル選定に時間がかかるので、全北の件はCASが職権で一人だけ選定して迅速に処理する可能性が高い。


─全北はAFCの判定をひっくり返すことができるだろうか。

法的に有罪判決まで出た事案なので容易ではないように見える。全北はクラブではなく個人の行為だったと主張しているが、クラブがこうした不正行為を防止するためにどれだけ努力したのかを釈明できるかが重要である。クラブは本当に最善を尽くしたが、どうしようもない個人の逸脱が起きたとCASを説得しなければならない。


─全北は2月7日以降に勝訴が決まればAFCに損害賠償の請求も考慮する方針である。

うーん。損害賠償のような事例はほとんどなく・・・。企業間の商業的利益を争ってるわけでもないので・・・。


─これからCASの役割はますます大きくなりそうだ。

そうだろう。だが判定で不利益があったときに"CASへ行って解決すれば良い"と万病に効く薬のように考える認識は変えなければならない。競技場内で下された審判の判定にCASは介入しないのが原則である。CASで審判の判定がひっくり返るのは極めて珍しい。審判が賄賂を受けたりあまりにも明白な証拠があったりという、特別な事案に限られたことだ。


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