[ソ・ヒョンウク] ロナウド、日本、FIFAのハッピーエンド(クラブワールドカップ決算)
ソ・ヒョンウクMBCサッカー解説委員




※一部要約

2016FIFAクラブワールドカップはヨーロッパチャンピオンのレアル・マドリードの優勝で幕を閉じた。
レアルと鹿島アントラーズの対決が繰り広げられた決勝戦は、鹿島の予想を超える善戦のおかげで、歴代級の"面白い"勝負が進行された。
延長戦まで行ってから決まった最終的な勝者はレアルだったが、両チームとも拍手を受ける資格は十分な結末だった。
大会を主催したFIFAもやはり、決勝戦のチケットが売り切れるなど興行が成功し、初めて導入したビデオ判定(VAR)に自信を得るキッカケとなって気持ちの良い閉幕を迎えた。

2016年はロナウドにとって忘れられない一年として記憶されるだろう。
所属チームをUEFAチャンピオンズリーグの頂点に、代表チームをUEFAユーロ2016の頂点に上げた功績で、個人通算4回目のバロンドールまで受賞したロナウドにとって、クラブワールドカップは完璧な一年を華やかに締める舞台として遜色なかった。

サッカー界は昔から保守的である。
規定を変更したり新しいテクノロジーを導入することに慎重だ。
数多くの誤審論難にもかかわらず、それを改善できる各種技法を適用することに積極的ではない。
だがインファンティーノ会長体制のFIFAはもう少し積極的な変化を望んでいるようだ。
今大会で"ビデオ判定(Video Assistant Refrees)"と言われるVARを果敢に導入し、今後もこれを継続的に押し通すつもりだ。
サッカー界内部の反対世論は相変わらず手強い水準なのに加え、今大会でもレアル・マドリードの監督や選手を中心に否定的な意見が続出したが、大会が終わる前にVARシステムの成功を確信する広報戦略を展開したのがその証拠である。
FIFAは決勝前日の17日、インファンティーノ会長がマルコ・ファン・バステン技術分科委員長を同行させて横浜競技場に現れ、VARの成功を誇示する記者会見まで行った。
実際にFIFAは今大会でVARが勝負どころのたびに重要な役割を果たしたのを見て、このシステムの実戦での有効性を確認したと評価している。
今回のクラブワールドカップは、サッカー界がメジャー大会でVARを導入する時期を繰り上げることに、大きな力を与えたわけである。


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FIFAはまた、世界のサッカー界で一種の"番外大会"くらいに認識されていたクラブワールドカップが、存在感をつけていっているということを確認したという点でも利益があった。
毎年ものすごい賞金を注ぎ込んで大陸チャンピオンを集めるFIFAの努力は、ますます弱まっている国家主義の前に、代表チーム中心のサッカーがクラブ中心に再編される流れと無関係ではない。
だが投資に比べてなかなか関心が大きくならずに悩みが大きかったが、今大会は興行と競技力の側面でどちらも高評価を受けて、参加チーム数の拡大などの今後の歩みに力を得ることになった。
もちろんその過程で最大の牽制勢力であるUEFAとの衝突は避けられないが、-UEFAはVARシステム導入の計画がないと釘を差したりもした-、とにかくFIFAの立場では様々な面で得るものが多い大会として記憶されるだろう。

今大会を通じて日本サッカーは多くのものを得た。
まずワールドカップ予選の不振など、最近停滞していた日本サッカーの自尊心が多少ながら回復したことは、日本にとって肯定的要素である。
決勝戦に上がった日本Jリーグ優勝チームの鹿島アントラーズは、"大陸チャンピオンの大会"という今大会のコンセプトに合わない唯一のチームだった。
だがオセアニアと南米チャンピオンを相次いで下して決勝に上がった後、ずば抜けた競技力でレアル・マドリードを敗北寸前まで追い詰めた。
フィジカルよりテクニックが優先の試合展開だった決勝戦で、鹿島は簡潔なファーストタッチとパス中心の展開を通じてレアル・マドリードを相手にして、逆転に成功するなど印象的な試合を繰り広げた。
特に11人の先発メンバーで外国人選手を一人も起用しなかったこと、レアル・マドリード相手に"鍵をかけた"サッカーをしないでおさめた成果だという点で、日本サッカーの現在を非常に肯定的なやり方で世界に示したという評価を受けるだけのことはあった。
過去のトヨタカップ時代から、日本は世界サッカーの強豪の大会に少なくない投資をしてきた。
クラブワールドカップに変わってからも着実に大会を誘致し、試合の外的な面でFIFAと有効的な関係を結び、今大会の成功的な開催によって再びサッカー界に自分たちのポジションを刻印させた。





FIFAはクラブワールドカップの開催地を2年単位で決めている。
過去2年は日本が誘致して、次の2年(2017~2018)はUAEで行われる。
当時誘致申請をしていた国々はブラジルとインド、日本だった。
Kリーグクラブが2017年のACLで優勝して、今シーズンの全北のように再びクラブワールドカップに出られるのか期待される。


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