[プレビュー] アジアではなく日本クラブの世界頂上挑戦(クラブワールドカップ決勝戦)
ソ・ヒョンウクMBCサッカー解説委員




※一部要約

2016クラブワールドカップ決勝戦が行われる日だ。
名実ともに世界のクラブサッカーの最強者を決めるこの大会は、各大陸チャンピオンの6チームと開催国リーグの優勝クラブが集まって雌雄を決する方式で進められる。
概ねヨーロッパと南米チャンピオンが決勝に上がることが多いが、今回は変事が繰り広げられた。
4強で南米チャンプのナシオナルを下した開催国チャンプの鹿島アントラーズが決勝に進出したのだ。

これで鹿島はヨーロッパチャンプのレアル・マドリードと待望の優勝カップをかけて一勝負繰り広げることになった。
柴崎と金崎を前面に出す鹿島は、ロナウドが前に立つレアルを相手にする。
鹿島がアジアではなく日本代表として出場したクラブだという点はきまりが悪いが、ともかくアジアクラブではこの大会で初めて決勝に進出したチームとして記録される。
サッカーでも脱亜入欧を夢見た日本サッカーは夢を叶えられるだろうか。
大会主催側によると、決勝戦が行われる横浜競技場の入場券は早々に売り切れた。
日本サッカーファンの期待が大きくなったからである。

鹿島の決勝行きには様々な面で気まずい面がある。
まず鹿島は大陸チャンプの資格で出場したチームではない。
アジアを代表するクラブではなく、日本代表のクラブで出場資格を得た。
大陸チャンピオンのための大会という側面では、番外参加者という感じを消すのは難しい。
次に日本国内での評価である。
鹿島は今シーズンのJリーグ優勝チームの資格で今大会に参加したのだが、日本国内でJリーグ最強という評価を受けられずにいる。
つまり鹿島は実際には今のJリーグを代表するほどのチームではないという視線が少なくない。

これはJリーグ独特のチャンピオン決定規定のためだが、Jリーグは前期リーグと後期リーグに分かれてシーズンを進めてから、前期リーグ優勝チームと後期リーグ優勝チーム、前半期総合TOP3に入ったチームが集まってポストシーズンを行う。
2016年は鹿島が前期リーグ優勝チームの資格でポストシーズンを行い、最終的に優勝を掴んだ。
だが前後期の総合成績で鹿島は、1位の浦和(74点)や2位の川崎(72点)に比べて大きく遅れた勝ち点(59点)を手にするのに終わったチームだった。
規定によって正当な優勝カップを手にしたが、鹿島を真のJリーグチャンピオンと認めない雰囲気があるのはそのためである。
そんな状況で鹿島がまるでアジアを代表するクラブの姿でクラブワールドカップ決勝戦に上がったので、きまりが悪い感じがするのは仕方ない。
さらに鹿島は一発勝負の特性上、さらに決勝戦の1試合に勝つだけで、2016年の世界クラブサッカーチャンピオンに登極できる位置まで来た。
確率の高いゲームではないが、サッカーでは不可能はないので、彼らが本当に"世界トップ"に上がることが起きないということはないだろう。


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レアル・マドリードは鹿島とは正反対にいる相手だ。
今現在、レアルが名実ともに世界最高のクラブの一つであるということに異議を唱える人はあまりいないだろう。
かつて"地球防衛隊"というニックネームまでついていたレアル・マドリードは、まさにその防衛隊出身のジネディーヌ・ジダン監督指揮の下、こないだ個人通算4回目のバロンドールを受賞したクリスティアーノ・ロナウドを中心に錚々たる選手が布陣している。

コンディション乱調で4強戦に欠場したセルヒオ・ラモスまで戦力に復帰し、レアル・マドリードは"クラブワールドカップ"決勝戦という舞台に最適化されたクラブである。
2年前の大会で優勝したレアル・マドリードは、最精鋭メンバーをフル稼働させてもう一度優勝カップを持っていこうとしている。
クラブ・アメリカとの4強戦では、やや鈍い出発にもかかわらず試合中ずっと相手を圧倒し、2-0の勝利をもたらした。
何より"エース"ロナウドが骨を惜しまず、試合中ずっと最善を尽くしてプレーしてチームを導いている姿が印象的だった。
レアル・マドリードは長期負傷中のガレス・ベイルとコンディション乱調のぺぺを除いて、多くの選手が出撃待機中である。


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レアル・マドリードの心配事は時差と体力管理だ。
レアルが日本に来てすでに1週間を過ぎた。
時差にある程度適応した時期、地球の反対側で行われる試合、そして何よりシーズン中の12月に長距離長期出張という点で、体力管理は容易ではなさそうに見える。
ジダン監督も試合前のインタビューで「慣れない競技場に適応するのは簡単ではなく、ホテルにずっと滞在しなければならないのは退屈なことだ」と語ったりもした。
だが主将のラモスは「全選手がすべて準備を終えた」として、優勝に自信を持った。
ジダン監督とラモスはどちらも「クラブワールドカップは私たちのクラブにとってとても重要な大会」として、意義を再度付与したりもした。


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