[現地単独インタビュー] ②ファン・ソンホンが語る世界最強ドイツの力
スポーツ朝鮮




※一部要約

世界が目を疑った。

2014年7月8日。
ブラジルワールドカップで"ホームカーニバル"を内心期待していたブラジル国民の笑みが消えるのに、30分もかからなかった。
ドイツは前半だけで5ゴールを決めてブラジル国民を泣かせた。
7対1という信じられない点差でブラジルを下したドイツは、アルゼンチンまで越えて世界最強チームにそびえ立った。
わずか10年前まで"錆びついた戦車"という汚名に泣いていたドイツが世界を制覇できた力は果たして何なのだろうか。
現場でドイツサッカーを見守ったファン・ソンホン前浦項監督の考えを聞いた。

ファン監督がドイツ研修期間中に選んだチームはヘルタ・ベルリンとボルシア・メンヘングラッドバッハである。
両チームは19日現在リーグの4、5位だ。
"中心"ではない。
"万年優勝チーム"バイエルン・ミュンヘンと"ゲーゲンプレッシング"で換骨奪胎したボルシア・ドルトムントがブンデスリーガの2強を形成中である。
彼らの他にもレバークーゼンやシャルケ、ヴォルフスブルクがブンデスリーガを代表するチームに挙げられる。

中心で花2チームを訪れた理由は、ドイツサッカーの現住所を見つけるためだった。
2014-2015シーズンに降格圏直前の15位でシーズンを終えたベルリンは、今シーズンに驚くべき躍進の中でヨーロッパクラブ対抗戦を正照準している。
メンヘングラッドバッハもやはり最近になって上位圏に上がったチームである。
彼らの共通点は、10人のフィールドプレーヤーが各自の役割に集中して相手陣内に食い込む徹底したビルドアップと、相手の弱点を瞬間的に突く速くて精巧な攻撃にある。


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ファン監督は「よくドイツサッカーは不格好だと考えられているが、守備から始まるビルドアップは無駄がなかった」として、「瞬間的に相手のスペースに食い込める速い攻撃展開や、"ゲーゲンプレッシング"のような徹底した前方圧迫は、両チームだけでなくブンデスリーガのトレンドになった感じだった」と明かした。
彼は「多くのチームが相手チームとの差別性に重点を置いているのは事実だが、ブンデスリーガはむしろドルトムントが始めた"ゲーゲンプレッシング"を多くのチームが活用している」として、「似たようなスタイルを駆使しつつも迫力の溢れる試合ができるのは、結局"借用"ではなく"活用"があるからだ。勝利という大前提を考えるなら、彼らの選択は合理的な選択と見ることができる」と分析した。

ドイツの力は単なるチーム戦術に終わらないというのがファン監督の考えである。
「私の現役時代のドイツと今は完全に違う世界だ」
1990年のイタリアワールドカップで3回目の優勝をしたドイツサッカーは、ユルゲン・クリンスマンに代表されるスター軍団だった。
だが安住は結局没落を呼び、ドイツは2000年代初期までそこそこのチームになってしまった。
ドイツサッカーの選択は"草の根からの改革"だった。

ファン監督は「ベルリンやメンヘングラッドバッハが最も誇らしく思っているのは、ドイツサッカー協会(DFB)が主管するユースシステム評価制」と明かした。
DFBのユースシステム評価制は、クラブのユースチームの運営や施設などを総合的に評価して星をつける方式で、5点が最高点である。
強大な資金力を前面に出して投資を続けてきたバイエルン・ミュンヘンが最高評価を受けていて、ドルトムントも順位圏に選ばれている。
ベルリンとメンヘングラッドバッハが後に続くチームである。
ファン監督は「練習施設や選手需給だけでなく、ポジション別にコーチが若い選手を徹底的に分担して指導しているのが最大の特徴」として、「実際はベルリンやメンヘングラッドバッハはどちらもユースからプロまで成長して上がる選手の数は多いほうじゃない。だが多くのチームが着実に若い選手を育成し将来の可能性を維持しているという点は、最終的にクラブチームの発展だけでなくドイツサッカーが強くなるこのとできる原動力」と強調した。

ファン監督は1ヶ月以上続いたドイツ研修期間中、プロチームだけでなくユースチームの試合にも関心を示した。
13歳以下、19歳以下のクラブユースの試合を直接観戦することに注力した。
プロチームを導いた指導者がユースチームの試合に関心をもつ姿は、単なる"興味"とみるのは難しい。
これについてファン監督は「若い選手がどういう過程を経て成長するのかを見ると、最終的にプロの舞台でどんな差異点を持つようになるのかを知ることができる」と語った。
彼は「ドイツユースはGKからFWまで、それぞれの才能を育てるのに集中していた。ドイツ内だけでなく、ヨーロッパの上位圏クラブユース間の試合がすごく多い」として、「私たちは単なるクラブユースやユース大会、巡回教育くらいがほとんどだが、より具体的な発展の方向が必要だ。若い選手が成長して持続的に自国リーグに足を踏み出してこそ未来が見えるという点で、私たちもユースシステムについては深く考えなければならないのではないかと思う」と意見を示した。



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