[取材ファイル] Kリーグ2軍リーグの復活、"光と影"
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※一部要約

2016年にKリーグ2軍リーグ(Rリーグ)が復活する。
2012年を最後に廃止されてから4年ぶりである。

プロサッカー連盟は1日、5次理事会の結果を伝え、Rリーグの再導入を発表した。
2012年当時から変わった規定が目につく。
出場資格では23歳以下の国内選手は無制限であり、23歳以上は外国人選手を含めて最大5人がプレーできるようになる。
クラブ傘下のユースや優先指名選手も状況に応じてRリーグに参加することができる。

比較的経験が不足していて1軍の試合でプレーできない23歳以下の選手が主にRリーグに出場するものとみられる。
以前のRリーグで、良い成績を出すために1軍選手を2軍に降ろして投入するような状況は減るものとみられる。
年齢制限がより一層強化されたからだ。

最も肯定的な効果は、傘下のユース選手のRリーグ出場だ。
プロ傘下所属の高校生選手もRリーグでプレーして、プロの試合を間接的に経験することができる。
1軍の試合ではなくても、プロに進出した選手と一緒に呼吸を合わせてみることができる機会である。
今後ユース選手がプロに進出した場合、既存の選手と肯定的なシナジー効果も期待することができる。

全南ドラゴンズはときどき、傘下のユースチームである光陽製鉄高と一緒に練習試合をする。
全南のための試合というよりは、後輩のための試合である場合が多い。
キム・ビョンジは「プロの選手と一緒にプレーするだけでも実力向上に大いに役立つ。プロ選手がどうやって練習し、プレーしているのか見守る機会が多くないからだ」と言った。
結局、Rリーグも似たような脈絡である。
ユース選手がより積極的にプロ選手と疎通するきっかけにすることができる。


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Kリーグでは2008年以降、高校生選手がプロの試合でプレーすることができない。
未成年者勤労基準法の強化で、プロチームとの契約そのものが法的に難しい状況である。
だがRリーグが活性化されれば、間接的ながらもプロの世界を味わうことができる。
優れた実力にもかかわらずプロデビューできない高校生選手に、所属感を植え付けられるきっかけになる見通しだ。
こうした場合、高校生選手が国内舞台のデビューを諦めて海外に出ることを少し減らすことができる。

負傷選手の競技力回復、そしてテスト選手の投入で得られる効果もある。
Rリーグが廃止されてからは、リハビリを終えて復帰を控えた選手が実戦でプレーするのは難しいことだった。
評価試合くらいが実戦に近い試合だった。
テスト選手も同じである。
だがRリーグへの投入が可能となり、実践により近い状態で選手のコンディションを点検できることになった。

Rリーグがもたらす悪影響も明らかに存在する。
まずは最近ますます消えゆく傾向の、別名"請託選手"が再び登場することもありうる。
"請託選手"とは、誰かの要請を受けてやむを得ず連れて来ている選手を意味する。
サッカー教室や個人事業のために、年俸を受けない条件でチームに入ってきて、Kリーガーのタイトルだけをつけてから出て行く形式である。
このとき、むしろクラブに金を支払って入ってくる場合もある。
短くて1ヶ月、長くて1年以上練習をすることもある。

Rリーグに参加するためには、選手団の規模を増やさなければならない。
ユース選手を毎回Rリーグに投入するのも限界がある。
ユース選手が所属している学校も、別途で大会に参加するからだ。
結局はRリーグに参加するためには、今シーズンと比較して最低6~7人は補充しなければならないという意味だが、このとき実力の足りない"請託選手"が入ってくる可能性が高くなる。

過去のA市道民クラブの場合では、選手団の人員が50人近いことがあった。
AクラブのB選手は当時、「チームには喋ったこともない選手が多い。名前も知らない。ほとんどRリーグで少しプレーして消えた。クラブの高位関係者や地域有力者の親戚関係の場合が多かった」と言った。

企業クラブも例外ではない。
元C企業クラブの監督は「チームを初めて引き受けたとき、実力があまりに不足している選手が3、4人いた。誰かが頼んで入ってきた選手だった。チーム練習をするとき困難が多かった。その選手を追い出すのに1年かかった」と打ち明けた。
結局、Rリーグが透明な選手団運営に害を及ぼすこともあるという意味だ。

2016シーズンのRリーグは、全クラブが参加するのではない。
Kリーグクラシックとチャレンジのチームの中で、現在10クラブがRリーグ参加の意向を伝えた。
残りの3クラブは悩んでいる。
事実上、Kリーグクラブの中で半分くらいしか参加しないリーグというわけだ。

ほろんどの不参加の理由は費用である。
Rリーグを運営する場合、選手団の規模を増やさなければならないだけでなく、追加的にかかる費用が侮れない。
1試合行うのに移動費、食費、人件費などを加えれば、1試合あたり200万ウォン近い費用がかかる。
財政が劣悪な市道民クラブのような場合では、1年に数千万ウォンを投じてRリーグに参加するのは容易ではない。

プロサッカー連盟はひとまず、肯定的な効果をより重要だと考えた。
23歳義務出場規定の強化と噛み合わさって、若い選手の育成が積極的に進められなければならないと主張している。(※Kリーグの試合で、エントリーに2人以上入れて1人以上は先発出場の義務)
Rリーグを再び導入した理由もこのためである。
いくつかの不安要素をしっかり管理することさえできれば、連盟の予想通り若い選手の実力向上には肯定的な効果をもたらす可能性が高い。


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