[ハン・ジュンのサッカー幻想曲] 資本は中国、基盤は日本、人物は韓国
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※一部要約

スピードの差はあるが、東アジアサッカーは発展している。
この過程で必要なのは相互作用である。
韓国と日本は歴史的背景を通したライバル意識と韓日戦がその滋養分となった。
遅れていた中国もやはり歴史的なライバル意識を通じて最近背伸びしている。

三国の成功の方程式はそれぞれ異なる。
日本は1993年にJリーグをスタートしたとき、100年計画を立てるほど緻密な計画をして基盤固めに乗り出した。
ヨーロッパやプロサッカーのシステムを日本に合うように適用した。
選手育成の枠組みやクラブインフラを構築した。
日本のインフラはヨーロッパと比較しても遜色ない。

韓国は1980年代に強勢を見せていた時期からエリート育成に集中した。
激しい内部競争、長期合宿などによって、最上位段階である代表チームの競技力を最大化させる政策を展開した。
それによって傑出した選手たちを輩出した。
その結果、国際大会でアジア国家の中で最も安定して優秀な成果を出した。

ワールドカップに8回連続で本戦に上がったのは、アジア大陸を超えて国際的にもすごい成果である。
ヨーロッパの舞台で最も印象的な成果を残しているのも韓国選手だ。
日本選手も着実に進出中だが、チャ・ボングン、パク・チソン、ソン・フンミンなどの地位は、残りの数多くの日本ヨーロッパ派より一段上にある。

後発走者は中国だ。
サッカー狂として有名な習近平が主席になり、"サッカー崛起"に代表される投資が進められた。
中国経済の成長の爆発的加速と噛み合わさり、数多くの企業が政治的影響力のために中国スーパーリーグのクラブに投資し始めた。
ACL優勝を二度も占めた広州恒大の規模はすでに"脱アジア級"である。


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整理しようとするなら、資本は中国、基盤は日本、人物は韓国と言える。
韓国は選手だけでなく指揮者の資源でも際立って見える。
2016シーズンを控え、水面下の移籍市場の状況を見ると、東アジア三国のサッカーの形勢が見えてくる。

強大な資本を前面に出す中国は、韓国の検証された選手や指導者を望んでいる。
杭州緑城をはじめとしていくつかの中国クラブはホン・ミョンボ監督の招聘を望んでいる。
延辺の1部昇格を導いたパク・テハ監督も中国の"韓流"監督風を起こした震源地の一つだ。

韓国人指導者への関心は日本でもある。
セレッソ大阪は選手として大活躍したファン・ソンホンを監督としても望んだ。
浦項で指導力の検証を受けたファン・ソンホン監督は、2015シーズンにずっとセレッソ移籍説に苦しめられた。
アルビレックス新潟など、ホン・ミョンボ監督を望むJリーグチームも多くあることが分かった。

水原のGKチョン・ソンニョンはJリーグ川崎フロンターレの移籍交渉が仕上げの段階にある。
日本と中国で活動してる韓国選手を探すのはそれほど難しいことではない。
Kリーグは東アジアで選手と監督の資源を最も上手く育てている舞台だと言っても過言ではない。
KリーグチームはACLで早くに脱落したが、他のアジアチームでプレーしている韓国選手は決勝戦の日程までACLの舞台に残った。

東アジアの三国はそれぞれ強みを持って発展している。
活発な交流はともに成長する良い動力である。
惜しいのは、中国と日本が他国の指導者と選手を連れて来て新しい文化と哲学を移植し活用することに積極的である反面、韓国では事例を探すのが難しいという点だ。





もちろん韓国が自前で優秀な指導者と選手を多く保有してるのだが、決定的に大きな問題は市場と基盤の差だ。
下部リーグの構造がしっかりしてプロチーム数が多い日本、資本をもとに基盤も構築している中国とは事情が違う。
市場が良いときは韓国も中国や日本の代表級選手を獲得していた時期があった。
だが最近ではそれだけの経済的余裕も、リーグのレベルに見合った他国の選手を物色するのも難しい。
資本競争と基盤競争で韓国はどちらも手に負えない。
ソウルがシーズン途中に高萩を獲得して肯定的結果を出したのは、注目に値する事例である。

韓国の指導者と選手が日本や中国に渡って経験したことを、国内に再び移植するのも交流の側面で意味があることだ。
ユン・ジョンファン監督は日本で指導者生活を始め、蔚山現代の指揮棒を取った。
ACLの試合を通じても他のアジア国家のサッカーを経験している。
だがいつかはKリーグも中国や日本の指導者と選手が自由に活動できる環境を作るべきだ。

閉鎖的なリーグは発展が鈍くなるしかない。
違う文化で育ち、違う哲学でサッカーをして、新しい血が回らなければならない。
既存の常識と観念だけでは、枠組みを破って前進することができない。
韓国の指導者と選手の海外進出が加速している中で、私たち自身も見て回らなければならない問題である。

送り出すだけでなく、連れてくることを通じて学ぶべきだ。
今は支出とみなされることもあるが、より大きな結実に繋がる投資になることができる。
Kリーグに対する他のアジア国家の関心を高めるマーケティング的きっかけになることもある。
厳しいときだが縮小だけが能ではない。
発展のために目を外に向ける必要もある。


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