名前ほど強い魅力を発散した韓国サッカー漫画
蹴球ジャーナル




※一部要約

1999年8月に変わった名前のサッカーマンガ本が登場し、漫画ファンとサッカーファンの注目を浴びた。
チョ・ジェホの"暴走機関車"だった。

設定が多少荒唐だった。
"暴走機関車"の主人公はキム・ホチョンとキム・ホヤの兄弟である。
父親のキム・サンは元代表FW。
Aマッチで暴走した挙句にとてつもない強烈なシュートで相手GKを死亡させた。
その後サッカーをやめたキム・サンは、アルコール中毒者になって田舎の片隅に閉じこもった。

父親の血を受け継いだ双子の息子も、やはりサッカーのものすごい才能があった。
特に兄のホチョンは父親の強烈なシュートをそのまま引き継いだ。
兄は町内に現地練習に来たKリーグチームの選手が驚くほどとてつもない実力を見せたあとプロのオファーを受け、虐待を日常的に行っている父親から逃げる。
その後ヨーロッパに進出し、ヨハン・クライフの養子になってオランダ国籍を取得し、ユベントスに移籍して全ヨーロッパに名をしらしめる。


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ただ一人残ったホヤのサッカーの実力も別格だった。
彼も強いトレーニングを終えたあと、ホチョンに劣らない選手に成長する。
だがホヤの弱点は、遺伝病によって45分以上プレーすることができない体力。
それでもものすごいスピードを基にブラジルのサントスで名声を積む。

その後兄弟は2006ドイツワールドカップで会う。
兄はオランダ代表チームの選手として、弟は韓国代表チームの選手として真剣勝負を繰り広げることになる。

ヨーロッパはもちろん、Kリーグも背景にしている。
また、間で進められた韓日戦では、特有の緊張感も上手く生かしている。
クライフ、ロビーニョ、ヤープ・スタム、エドガー・ダービッツ、中田英寿など、名前だけでもそうそうたる有名選手を絵で見る楽しみもかなり良い。
2002韓日ワールドカップで韓国に敗れて脱落したイタリアのジョヴァンニ・トラパットーニ監督が、2006ドイツワールドカップでは韓国の監督になってカテナチオを導入するという部分も一味違う。

スポーツ漫画らしく、強烈でスピーディーな展開に視線を引きつけられる。
恐ろしいキャノン砲という設定が荒唐だが、まったく話にならないストーリーではない。
現実的な様々なサッカー技術で、後半部に入ると当時流行していたサッカー戦術が付け加えられている。

全22巻のこの本は、2005年の初めに刊行された。
長々と6年間連載されたわけである。
つまらなければこれほど長く続くわけがない。
あるものはチョン・セフンの<シューティン>とともに、当時の韓国サッカー漫画の二大塔だと評価している。


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