アジアクォーター制に向けられたKリーグの変化した姿勢
ベストイレブン




※一部要約

AFC加盟国のサッカー交流を目的に導入されたアジアクォーター制が初めて導入されたときも、Kリーグは大きな関心を持った。
日本・中国などの近隣国はもちろん、オーストラリア・ウズベキスタン、さらには交流のほとんどなかった中東選手もこのアジアクォーター制で韓国の舞台でプレーする機会を掴んだ。
だが最近は、アジアクォーター制を通じてKリーグでプレーする選手は極めて珍しい。
増田・高萩・ウィルキンソン・ボビー(※カレン・ロバートのこと)あたり以外、主戦級選手の中でアジア選手を見つけるのはかなり難しい。

理由がある。
以前はこのアジアクォーターはフィジカルの強いオーストラリア出身DFを獲得する通路として使われた。
制度導入当時、オーストラリアAリーグに所属していた選手の身代金が安くでメリットがあった。
年俸と移籍金をすべて合わせても50万ドル(約5億8000万ウォン)~60万ドル(約7億ウォン)だった。
おかげでサーシャ・ルークのような選手が韓国の舞台で見せた活躍像を足場として、オーストラリア代表に抜擢されることもあった。
だが今は状況が変わった。
オーストラリア選手の価値が上がり、もう値段の安いオーストラリア選手を獲得するのが難しくなった。


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「他国に目を向ければ良いのではないか」と言うこともできる。
問題はその選手が、価値に比べてKリーグでプレーする実力を満たしてないという点だ。
Kリーグで主戦級として使える選手は韓国選手に劣らず、さらにより多くの金額を払って連れてこなければならない環境である。

「値段の安い東南アジア選手を買い入れ、選手はもちろん中継権などで選手を通して多様な収益を上げられるのではないか」と尋ねることもできる。
だが東南アジア選手を獲得するのはリスクが非常に大きい。
そのような試みは、私たちと実力面で似ている日本Jリーグが試みたことがある。
札幌コンサドーレがベトナムサッカーの英雄レ・コン・ビンを、ヴァンフォーレ甲府が姉妹提携を結んでスタープレーヤーをそれぞれ獲得して実験したが、失敗した。
マーケティング的に活用しようにも、まずは基本的に実力の裏付けがなければならないのに、東南アジア選手の実力は自国内では最高のスターとして認められても、KリーグやJリーグの舞台では名刺すら差し出せないレベルであるからだ。

そのため、Kリーグクラブのアジアクォーター制の活用は、以前とは多少違う方法に変わった。
過去にFCソウルでプレーしていたエスクデロや、現在大邱FCでプレーしているエデルのように、形だけアジアクォーターの選手が主なターゲットである。
彼らはAFC加盟国の協会所属だが、実質的にはヨーロッパや南米選手と言っても構わない人物だ。
一言で、アジア国の複数国籍選手たちである。
生粋のアジア選手ではない彼らに注目するのは、便法といえば便法なのかもしれない。
そうでなければ、高萩洋次郎のように海外でプレーしたい熱望を持っている優れた実力の選手が出てくるのを期待するしかない。
高萩はサンフレッチェ広島のレジェンドであり、そのようなレベルの選手がウェスタンシドニーを経て韓国の舞台に来ることになったのは非常に良いことと言える。


パク・コンウォンコラムニスト(安山警察庁プロサッカー団事務局長兼釜山外国語大学兼任教授)


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