アジアサッカー連盟チャンピオンズリーグの心残り
蹴球ジャーナル


※一部要約

残念だった。
Kリーグ最強で、最後に残ったKリーグチームなので、全北のACL8強脱落はさらに残念だった。
全北は16日に8強2次戦の大阪遠征試合で、ガンバ大阪に2-3で敗れた。
4強進出失敗である。
引き分けるだけで4強に上がれた状況で、最後の1分を耐えることができずに崩れた。
全北の4強進出失敗で、KリーグはACL4強に1チームも名前を上げることができなかった。
2008年以降7年ぶりである。

今年だけの成績でACLでのKリーグのレベルを評するのは難しい。
Kリーグは2009年から2014年まで6年連続で4強チームを輩出してきたし、全北・浦項・城南・蔚山がチャンピオンになった。
だがなぜか今年の不振は手痛く感じられる。
続く選手の流出で、セリングリーグという自虐的な雰囲気まで漂うKリーグである。
全北だけでも得点ランキング1位だったエドゥを中国2部リーグに送らなければならなかった。


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4強の対戦はガンバ大阪-広州恒大、アル・ヒラル-アル・アハリだ。
アル・アハリはクォン・ギョンウォンがMFでプレーしていて、アル・ヒラルは代表クァク・テフィが守備を担っているチームである。
広州恒大もやはりキム・ヨングォンが主軸だ。
Kリーグチームの4強全滅と、4強進出チームでプレーしている韓国選手の対比は不思議な感じである。

ACLは上手く生き残った。
2002年にUEFAチャンピオンズリーグをモデルとして創設された当時も見通しは暗かった。
だが今シーズンの観客は200万人を突破し、史上最多の観客記録を打ち立てている。
全北の大阪遠征では類例のない300人あまりのサポーターが遠征応援を繰り広げた。
チャンピオンズリーグへの関心が高まったことを示している。
ナショナリズムの投影、クラブチームに対するロイヤリティの増加、サポーター文化の定着などは、アジアでもヨーロッパに劣らずチャンピオンズリーグが定着できる環境が揃っていることを意味する。

ACLは退歩ではなく発展に方向を定めたようだ。
だが速度が問題である。
AFCの透明な行政、マーケティング能力がチャンピオンズリーグ発展の速度を決めるからだ。
FIFAに劣らずAFCも不透明、不公正である。
モハメド・ビン・ハマム元AFC会長は、賄賂供与の容疑で2011年にFIFAから永久除名された。

アフリカネーションズカップでも150万ドルの賞金がかかっている。
だがアジアカップは唯一賞金のない大陸別大会である。
シェイク・サルマン会長を中心にAFCを掌握している中東は、最初からフェアプレーに関心がないようだ。
チャンピオンズリーグの自然発生的な進化ではなく、戦略的・企画的な発展を期待しにくいのがAFCの実状である。

それでもチャンピオンズリーグは早く発展しなければならない。
クラブチームの活性化が真のサッカー文化の根源であり、チャンピオンズリーグがクラブチームの発展を牽引するからだ。
FIFAは果たして改革されるだろうか?
FIFAの改革は世界サッカーにどのような影響をおよぼすだろうか?
それではAFCはどうなるだろうか?
気になってならない。


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