[日本サッカールポ] ②案内要員もマーケティング戦略だ
スポーツワールド




※一部要約

「いったいどこへ行けと言ってるのか!」

競技場の一方から大きな声が聞こえる。
競技場の入り口を探して競技場を一周"ぐるりと"したサッカーファンが怒っている。
彼は「こっちに行けばあっちに行けと言い、あっちに行けばこっちに行けと言う。いったいなぜこうなのか」と大声を張り上げている。
案内要員ではない競技場の切符販売要員は困ってどうすれば良いのか分からないという表情をする。
あたふたと競技場の管理要員が駆けつけ、サッカーファンを落ち着かせて座席に案内する。
Kリーグが行われる競技場の姿である。
そうした光景は、国内のどの競技場に行っても見ることができる。
さらにいくつかの競技場は、公共交通を利用して訪れるのも大変な都市郊外周辺の地域にある。
サッカーの試合を観戦するために自分の席まで訪ねるのも大変だ。


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スポーツワールドはACLの取材のために日本Jリーグの現場を数回訪れ、目に付いた点を発見した。
案内だけを専門にする競技場要員である。
最近、全北現代とガンバ大阪の試合が行われた大阪のエキスポ70スタジアムを例にあげると、競技場のあちこちに競技場の平面図が描かれた案内板を持っている要員を見つけることができる。
彼らはファンと疎通し、競技場の座席や主な施設の行き方を案内していた。
座席の出入り口はもちろん、売店からクラブ用品ショップの場所まで詳しく案内していた。
何人かの案内要員はこの日の試合結果を予想して、ファイティンを叫んだりしていた。
その結果、競技場は秩序整然そのものだった。

専門案内要員の効果は社会的な意味も内包している。
中・壮年層、あるいは高齢者の再就職の機会を提供しているのだ。
この日の案内要員はほとんど壮年層だった。
若いアルバイト生は競技場の補助要員など、力を使わなければならない業務に編成されていた。
雇用創出効果だ。
駐車場の管理要員も同じである。
この日競技場を訪れたエリカ・アベ(31)さんは、「いつも競技場を訪れて応援しているファンは自然と座席まで行けるだろうが、初めて来る人や競技場に不慣れなファンは、座席まで行くのはかなり大変だ」として、「だが案内要員があちこちにいれば問題ない。他の競技場に行っても同じ」と伝えた。
クラブ関係者は「日本も中・壮・壮年層の労働活動が社会の主要なイシュー」だとして、「彼らを活用してサッカーファンに利便性を提供し、それによってより多くの観衆がもっと気楽に競技場を訪れる」と説明した。

サッカーも今やスポーツ産業の中で動いている。
観衆を呼び込むためには、多様なマーケティング戦略が必要だ。
ただし、重要なのはファンがより気楽に競技場を訪れ、気持ちの良い記憶として戻ってきてこそ、再び競技場を訪れるということである。
目に見えない些細な部分だが、案内要員もマーケティング戦略になり得るという点を見逃してはならない。


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