日本甲子園と韓国高校サッカー全国大会
蹴球ジャーナル




※一部要約

8日、日本大阪甲子園球場。
摂氏37度の真夏の炎天下で、野球場に向かう長い列ができていた。
全国高校野球選手権、別名"甲子園"の3日目の試合を待つファンのチケットを買う列だった。
各窓口に続く100メートル以上の長い列は、韓国から来た異邦人にとって新鮮な衝撃を与えた。

特にこの日の午後は、大阪地区代表の大阪偕星学園高校の試合があり、さらに多くの人波が集まった。
静かに立っているだけで汗がだらだら流れる天候だったが、1時間を越える待ち時間の中で途中棄権者(?)は見当たらなかった。
うちわをあおぐ彼らの顔は、怒りの代わりに浮ついた期待感が伺えた。

阪神タイガースのホーム球場でもある収容人数5万人あまりの甲子園球場は、老若男女のファンでぎっしりと埋まっていた。
チームの学校応援団は組織的な応援で雰囲気を盛り上げた。
選手の好守備に中立のファンも"ファインプレー"を叫んで拍手を惜しまなかった。


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大阪在住のイケダ・ミカ(27)さんは「今年は甲子園が100周年(第二次世界大戦で大会は97回目)」だとして、「以前から甲子園は参加チームの選手はもちろん、在学生や卒業生、当該地域出身の人々の祭りにように行われてきた」と伝えた。
続けて「人々が甲子園を訪れるのは、特別な理由があるのではなく、幼い頃からできた習慣のような一つの"文化"として定着したからだと思う」と付け加えた。





それから2日後の10日、韓国浦項でKリーグU-18チャンピオンシップ決勝戦が行われた。
ちょうど甲子園と同じように、プロチームの浦項スティーラースのホーム球場であるスティールヤードで試合が進められた。
韓国と日本、そしてサッカーと野球という違いがあるが、アマチュアの高校大会という点は同じだった。
だが大衆の関心度という面では比較にすらならなかった。
夏休みの期間だが光陽製鉄高と現代高の在校生の応援団はいなかった。
この日の試合を中継したポータルサイトでは、"無観客試合だと思った"というコメントがついたりした。

それでも小さな希望を確認できた。
プロサッカー連盟と浦項市が多くの準備をしていたのが目に見えた。
選手の競技力向上のための48時間以上の休息時間の保障や、夜間試合の実施、主要選手のプロフィール広報などは、他の全国大会と明確に異なっていた。

多くはなかったが、選手の父兄や関係者ではない一般のファンの存在も希望の証拠。
浦項出身のサッカーファンパク・ギョンホ(35)さんは「普段も高校サッカーには関心が高いが、決勝戦がスティールヤードで行われると聞いて来た」として、妻と2人の子供と一緒に試合を見守った。
蔚山現代のサポーターイ・サンウォン(32)さんも「現代高の選手はまさに蔚山成人チームの未来」と言い、蔚山のユニフォームを着て応援した。

100年の歴史である日本高校野球には及ばないが、韓国高校サッカーも半世紀以上の歴史を持つ全国大会がある。
KリーグU-18チャンピオンシップの第1回大会を成功裏に行ったと自評したプロサッカー連盟の関係者は「今大会が他の前項大会の変化を促すキッカケになってほしい」と所感を伝えた。
彼の言葉のように、韓国高校サッカーが新たな流れの扉を開き、日本"甲子園"の道に従って大衆文化として位置づけられることを期待する。


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