Kリーグ、ユーススカウトを止めなければならない理由
ダウムスポーツ




※一部要約

「成功の秘訣が適切なスカウトだと?」

ユースシステムが最もしっかり整えられていたAチームの秘密を取材してみろと後輩を送り、その後輩は取材の終わりに最も核心的な秘密を知った。
成功の秘訣は予想外だった。
ずばり有望株をライバルより早くスカウトすることだ。

体系的な教育システムや先進している哲学の共有よりも重要なのは、良い選手を呼び集めることだった。
だがユースシステムは結果で評価されるプロとは違わなければならないのではないだろうか?
ユースチームでも良い選手をスカウトするのが成功の秘訣なら、資金力があるチームが成功するに決まっている。

ユーススカウトは思っていたよりも深刻な水準である。
現在プロチームでユースを指導しているある指導者は「私たちのチームはユースをスカウトしてないが、小学校で指導者をしている同僚の話を聞いてみると驚かされる。小学校から良い選手をスカウトする費用が1000万ウォンを越えるという。プロチーム傘下のユースチームがそのような姿を見せていることが多いが、その金は選手ではなく学校の通帳に入ることが多いらしい」と語った。

中学校に進学する選手をスカウトするために1000万ウォンを越える金を使うというのも驚くが、その金が選手に行かないという事実はさらに驚くべきことだ。
別のある指導者は「これが韓国のユースサッカーの現実」と舌打ちした。
白紙のようなユース選手を自分たちの持っている哲学で武装させるのではなく、最も良い選手を選んで育てるのが韓国のユースシステムの現実だ。
もちろんすべてのチームがそのような方法を取っているのではない。


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ユーススカウトが危険な理由は他にもある。
大韓サッカー協会と韓国プロサッカー連盟がユースシステムを定着させようとしている理由の一つは、地域縁故の定着のためである。
地域出身の選手を育ててプロデビューさせれば大きな効果を見ることができる。
選手もチームへの愛着が大きくなり、ファンも地域出身の選手を見て喜ぶことができる。
浦項出身のイ・ドングが浦項スティーラースでデビューしたときのことを振り返ってみれば良い。
海外でも地域出身の選手がプロデビューすれば大きな歓声を受ける。

地域出身を育てるという意志がなければ、ユースシステムは虚無となる。
地域から良い選手を育てることより、金を投じて他地域の選手をスカウトしてチームを作る方が易しいのは事実だ。
易しいことは効果が小さいはずである。
選手もチームへの愛情が落ちやすく、地域とチームの関係性も良くならない。
30年を超える歴史を持つKリーグが相変わらず地域に密着してない理由の一つをここに見つけることができる。

日本ではユースをスカウトしないのが不文律である。
裏口的なスカウトがまったく起きないということはないが、ユースシステムに対する理解がはっきりしているので線をしっかりと守っている方だ。
ジェフ市原千葉は千葉市を本拠地に置くチームである。
千葉市の人口は96万人ほどである。
隣接している東京市(東京都1335万)の人口は880万人。
だが千葉はユースの人材プールが不足しているということは言わない。
ジェフのユース担当は韓国プロサッカー連盟実態調査団のインタビューに「資源が不足していて良い選手を作り出せないと言うことは、ユース指導者が無能だと言ってるのと同じだ」と語った。

サッカーの歴史が100年を超えるヨーロッパまで行かずとも、縁故定着の良い例を見つけることができる。
Jリーグはプロサッカー時代を始める前からユースシステムに投資してきた。
7~10年ほど先にユースシステムをはじめとする基盤を固めてきたので、Kリーグより良い熱気を得ることができた。
2014年のJリーグの平均観客は17240人である。
同じ年のKリーグの平均観客は7932人だ。
この1万人の差を説明できる理由の中にはユースシステムが含まれている。

教育と育成は時間を多くかけなければ縁が出てこない。
短期間の効果のためには今のようなスカウトがより適していると言うこともできる。
だが短期間の成果は長期目標に向かうための助けにはなれない。
30年を超えるKリーグの歴史を人気と観客であらわすことができてないのがその証拠だ。
奇形的で非常識なスカウトの慣行をなくせば、遠くへ向かう旅費を用意することができる。
ユース選手ではなくシステムに投資しなければならない。



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