[ホン・ウィテクのしっかりサッカー] "ゾクッと"オ・ジェソク、生存をお届け②
スポータルコリア




※一部要約

Jリーグについては一度も考えたことがなかった。
日本に渡った先輩・後輩、友人から伝え聞いた便りがすべて。
彼らは「どのチームが良いチームで、施設はどういう水準で、サポーターが多い」と耳打ちした。
オリンピック代表で縁を結んだ池田誠剛コーチにも伝えた。
どうせ進めることになった移籍、確信を得ようとするつもりだった。
だがオ・ジェソクはこれまで入ってきた良い話とはまったく違うことを聞くことになった。

「誠剛さんにガンバ行きを伝えると、"君が行ったらすごく苦労する"と言われました。チームの歴史はもちろん、現監督やチームの成績、サッカースタイルが私とは正反対だという。選手団30人の中で自分だけ言葉が通じなくて孤独になるだろうと言いました。それでも"自分を変えるために挑戦したい"と言うと、"止めはしないが絶対に甘く見るな"と現実的な話をしてくれました」


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未婚の選手のほとんどが合宿生活をする韓国とは違い、日本では自分でやることが多かった。
練習が終われば買い物をして、食事の世話をして皿洗いまでしなければならなかった。
献立の管理が重要だと考えていたが、1人でやるのは手に負えなかった。
外食が増えて体重も増えた。
レストランごとに休日を把握したオ・ジェソクは、むしろ日本選手に教えるほど専門家の境地に達した。
豚のばら肉を1人で焼いて食べる写真をSNSに載せては、境遇を悲観することもした。


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ガンバはJ2リーグで優勝して1年で昇格に成功した。
だがオ・ジェソクは相変わらずチームの栄光とは距離が遠かった。
今シーズンもやはりナビスコカップを中心に試合に出ていた。
主戦に休息を与え、非主戦の感覚を上げる舞台で持ちこたえていた。
11試合中、警告累積で外れた1試合以外はすべてフルタイムを消化して優勝の一助となったので、トレブルの中でも一番愛着が強かった。

だが正規リーグはまったく良くなかった。
前半期の成績は18チーム中16位。
オ・ジェソクは10位内でも良いと思っていたが、チームメイトは「ガンバはもともと夏い強い」と希望に満ちていた。
その時期に主戦SB加地亮のMLSに行きが噛み合わさってオ・ジェソクも主戦を奪い、ガンバは奇跡のような5連勝を走った。
11月末には敵地の埼玉スタジアムで1位の浦和を下してついに逆転優勝した。
勢いに乗って日王杯まで取ったガンバは、14年ぶりにJリーグトレブルを達成した。
韓国人としては初めて達成した偉業だった。

「優勝の過程で私の貢献度は本当にいくらもありません。輝いた助演くらいにはなったかな?チームを牽引したレベルでは絶対にありませんでした。むしろ"自分さえ上手くやれば大丈夫"という感じでした。選手たちは本当に上手ですね。個人の技量だけならKリーグのビッグクラブにも押されないでしょう。2軍にいる選手もパスゲームをすれば自分が主人公をやるくらい自信があります」


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リーグ優勝争いのまっただ中だった11月、オ・ジェソクはソウルと城南のFAカップ決勝を見ていた。
キム・ハクボム監督が導く城南はPK戦の末に優勝し、2015ACLの直行チケットを手にした。
キム監督が吠える姿を見たオ・ジェソクはふと、「ACLで監督様に会えたら面白い」と思った。

「ACLの組み合わせ抽選を見て驚きました。城南、ブリーラム、POの勝者という組み合わせ自体は悪くないようです。だが最近のACLでJリーグは強くありませんでした。成功の確率は半々くらいと見ています」

Kリーグに対する日本国内の視線は"不思議だ"というのが支配的だ。
観客数が少なくFIFAランキングも低く、さらに八百長事件もあったのにどうしてACLで強いのかということである。
これまで多く受けた質問に「上手だから強いのでしょう」と受け流していたオ・ジェソクは、2つのリーグをどちらも経験してからそれなりに分析した。
プレースタイルだけでなく練習方式の差も同時に言及した。

「よく日本と韓国のスタイルを"パスvsパワー"と遠回しに言うが、それは正確なようです。日本サッカーの短所を挙げるなら、すべてのチームが同じようなスタイルを追求しようとしていることです。一つの哲学を共有しています。サガン鳥栖が良かったのも、もしかしたらそこから脱したやり方を試みたからではないかと思います。相手のスタイルに対する適応力、グラウンド条件や気候などの環境的な要因がACLでの不振につながっているようです」

「Jリーグは体力の負担がはるかに少ないです。ボランチのパス能力がかなり良く、その部分に多くを依存してボール保持率の高いサッカーをします。さらにガンバには遠藤という最高の選手がいて、韓国では見つけにくいスタイルでしょう。そう見ると、SBの立場では試合をするのがより簡単です。1試合が終わったら足がすごく重くて、回復練習をすると死にそうだと思ったKリーグ時代とは違います」

「キム・ハクボム監督様が初めて来られてすぐ言ったことが"鉄棒をやれ"でした(笑)。1軍はジョギングをして2軍はサーキットトレーニングだと。それから鉄棒です。顎掛け10回をしなければご飯が食べられません。監督様は窓を開けて虎の目を開いて見物。それが日課の始まりです。日本は全然大変じゃなかった。江原と比べたら50%くらいでしょうか。何が正しくて正しくないかというより、リーグの特性だと思います」



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「中身がかなりしっかりしました。試練が確実に薬になりましたね。人生で何が大切なのかが分かると、謙虚になる他ありませんでした。以前に苦労したのは本当に何でもありませんでした。選手たちには一度くらい外国へ飛んでみることを薦めたいです。それだけ感じることが多かったんです。振り返ってみると日本に行って良かったと思います」


※長かったのでかなり端折りました。



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