"惨敗"ケイロス、記者会見場でイラン記者と"一触即発" [亜カップ現場]
スターニュース




※一部要約

カルロス・ケイロスイランサッカー代表監督が惨敗後、自国記者の鋭い質問に憤りを爆発させた。

ケイロス監督が率いるイランサッカー代表は28日、UAEアル・アインで行われた日本サッカー代表との2019AFCアジアカップ4強戦で0-3と完敗した。

これで日本は2011年のカタール大会以降の決勝進出に成功、8年ぶりの優勝に挑戦する。
アラブ首長国連邦-カタール戦の勝者と2月1日に決勝戦を行う。

一方、イランは再び4強に満足しなければならなかった。
イランは1976年以降、43年間も大会で優勝できなかった。

試合後に公式記者会見が行われた。
慣例通りに敗将が先に入ってきた。
ケイロス監督はポケットに片手を入れたまま壇上に上がった。
表情は沈鬱だった。
ただし、通訳と一緒に来なくてしばら待たなければならなかった。
2分くらいの時間が過ぎた。
ケイロス監督は何も喋らないまま静かに座っていた。

やがてイランの通訳が記者会見場に入ってきた。
公式記者会見が始まった。


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まずケイロス監督は「紳士淑女の皆さん(Ladies and gentlemen)」と口を開いた。
彼は「たくさん話すことはないし、非常に激しい試合だった。異なるスタイルのチームが互いに均衡を取ったまま激突した。純真な(innocent)私たちのチームのミスで崩れた。先制ゴールを許して精神的に落ち込んだ」と語った。

続けて「最高のチームが勝ったのだ。最高のチームは決勝に行く資格がある。日本は決勝に十分行くだけのチームだった。日本の決勝進出を祝う」と挨拶した。

ケイロス監督は今回のアジアカップを最後に、8年間ともにしてきたイラン代表を去る予定である。

総評を終えたなか、取材陣にマイクが移った。
雰囲気が急に荒々しくなった。
あるイラン記者がまず最初に「あなたはワールドカップで2回、アジアカップで2回チームを率いた。ところが今回また勝てなかった。さらに4年待たなければならない。なぜ私たちは勝てなかったのか」と鋭い質問をした。

ケイロスは冷静さを失わず「私たちの選手とともにした時間が誇らしい。幻想的だった。有名な曲の歌詞を借りて表現するなら、"今この瞬間が最後(And now the end is here)"と言えるだろう。私はとても幸せだ。そして"自分なりのやり方をした(I did it my way)"ことが誇らしい」として、「イラン国民に感謝の挨拶を伝える。より特別な挨拶は私たちの選手に伝えたい。私たちの選手を尊敬し、本当にとてもありがたく思う」として、やや感傷に浸ったような姿を見せた。

だがその次のイラン記者の質問に、ケイロスも感情が爆発した。
あるイラン記者が「今日は戦術的にも精神的にも崩れた。この8年間であなたの役割は何だったのか」と尋ねた。
わかりやすく言えば、"あなたは一体何をしたんだ"と受け取られかねない質問だった。

するとケイロス監督も声を高めて「この8年間、私は競技場の内外で起きた結果について責任を負うのが自分の役割だった」として、「私が逆に聞きたい。あなた(取材陣)はその期間に何をしていたのか。沈黙したり揺さぶること?それ以上はないのではないか。その間に私はあなたの国を代表するチームのために戦った」と言い返した。

そしてケイロスは続けて、その質問をしたイラン記者を睨みつけた。
結局、記者会見がすべて終わってから事件が起きた。
ケイロス監督が席から立った後、その記者を睨みながらずっと何か言っていた。
イラン記者も負けずに突如起き上がってケイロス監督に向かって近づいた。

一触即発の瞬間。
だがAFC関係者とイランの通訳がケイロス監督を引き止め、より大きな不祥事は起きなかった。
一帯の騒乱を後にしたままケイロス監督は記者会見場を出ていった。



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